【都心にあるシェア工房】Maker’s Base Tokyoへ行ってみた

ムラハタワークスの事務所は自宅の一室を改装しておりまして、Mac作業や簡易なモックアップ制作程度なら割と快適に行えるのですが、

木材加工やその他工作をやろうと思うと、スペースや騒音の問題もあり限界があるんです。

そこで、シェア工房として有名な「Maker's Base Tokyo」を利用してみることにしました。

(Maker's Base Tokyoは知っている方も多いと思いますが、ご存じない方は公式サイトにて概要を確認してみてね)

Maker's Base Tokyoの何がいいかって、まず機材が豊富。

金属の溶接から、レーザーカッター、CNC切削機まで揃ってます。あと陶芸用の窯も(やってみたい)。

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3Dプリンターが無いのが少し残念ですが、これだけの機材があれば何でも作れてしまいそうです。

行ってみよう!

で、施設を利用するにはまず会員登録が必要なのですが、その前に施設見学ツアーに参加しなければいけないとのことなので、早速行ってきました(事前予約が必要)。

場所は都立大学駅近く。

到着しました。IMG_2720

いい感じの佇まいです。

受付で名前を告げ、集合時間まで待機。

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1Fにも色んな機材が置いてあります。その他、制作事例なんかも。

施設見学ツアーはおおよそ1時間半で、サービスの概要説明を受けた後、各フロアへ行き設備などの見学をします。

ツアー前に事前に興味のある機材などを伝えておくと重点的に説明してくれますよ。

いろんな機材、いろんな素材

以下、私が気になったものをとりあえず端からご紹介。

彫金のフロアにて発見した機材。これは彫金で使う金属板などを伸ばしたり厚みを調整するためのローラー。

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こんな感じで使うみたい。

最近、製麺機を買って自宅で製麺している私としては、『なんで製麺機がここに?』と一瞬戸惑ったのですが、それは製麺機よりももっとタフな機材でした。

(わたしと製麺機に関してはこちらから)

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こういう、ジュエリー的なものも作れちゃいます。

写真は撮っていないのですが、作業台も個別で用意されていてすごく快適そうでした。

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平面から叩いて、立体にしていくやつもあります(なんて言うんだっけ?こういうの)。大学時代ちょっとやってたから懐かしかったなぁ。

間違いなく、都内マンションの一室ではできないですね。

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レーザーカッターや刺繍機などのデジタル系フロア。

写真は加工事例です。色んな素材と加工がされていますが、すべてコンピューターから出力されたもの。

カッティングプロッター(カッターの刃が付いていて、2D図通りに切ってくれるマシン)とかもあって、パッケージのプロト作りとかとても捗りそうです。

刺繍機。

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ブラザーの10色タイプです。

扱う生地によって細かな調整が必要なのと、割とメンテナンスが複雑なのが玉にキズですが、使いこなせると楽しい刺繍機。

生地だけでなく、既製品(例えばTシャツとか)などにも直接刺繍できます。

そこらへんの業者に出すと結構高いし、持込み品NGなところがほとんどだと思うので、そういうのは自分でやっちまう方が早いんです。

他にも3Dデータから樹脂粘土を立体的に削り出すCNC切削機や、塩ビ素材にプリントできるプリンターなど、紹介できない程たくさんの機材がありました。

しみじみ思うのは、2Dデータを出力するプロッターがいかに普及したのかということ。

ベクターデータを一つ作ってしまえば、印刷・刺繍・染め・カット・レーザー彫刻など、色んな素材に色んな加工ができるようになってしまったんですもんね。

3D出力も普及したとはいえますが、まだまだこのレベルまでには達していないですね。

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と、ちょっと脱線しましたが、最後に紹介するのはこちら。

UVプリンターで出力したUVニスのサンプルです。

そう、UVプリンターならニスも引けちゃうんですよね。最近凝った印刷関係の仕事をしていなかったので、すっかり忘れてた。

既成のグラフィックパターンも数十種類あるので、色々試したくなります。

見学した感想

上のフロアから、地下のフロアまで一通り見学しましたが、なんだか美大入学のオリエンテーションを受けているみたいで非常に懐かしかったです。

無事会員にもなれたので、実際に施設を利用したらまた紹介しま〜す。

Maker's Base Tokyo