フィンランド ベイビーボックスを買ってみた

こんにちは、りえです。
今年、娘が生まれました。
冬生まれの女の子です。
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人が一人増えると色々ありますが、赤ちゃん(をお世話するお父さん、お母さん)のためのモノがこんなにもたくさんあるのか...!とびっくりしたので、デザインオフィスのブログ的にはそうしたモノとかサービスについても、こども日記としてたまに書いていこうかと思います。

今日は、まだ娘がお腹にいたころ。
一番最初に買ったベビー用品のおはなしです。

ベビー用品 一番最初に何を買おう?

妊娠6ヶ月。
安定期にも入り、そろそろベビー用品を揃えることを考え始めました。

ちなみに「しまじろう」や「こどもチャレンジ」などでもおなじみのベネッセから出ている妊娠・出産についての雑誌「たまごクラブ」によれば、赤ちゃんのお部屋づくりは妊娠中期(妊娠5ヶ月)から始めるのが余裕があって楽しみながら進められるのだそうです。
妊娠・出産についての雑誌やネットメディアはたくさんあるので、そうしたものからベビーグッズの特集記事を探してみて、自分達にあったグッズを揃えるのが良いのかなと思いました。
雑誌については、「ベビー用品の特集の月(号)」もあれば「名付けの特集の月(号)」など特集がルーティンで回っているみたいなので、買おうとしている号がどんな特集を組んでいるのか確認してから買うのが良いかもしれません。
それから、生まれてくる季節によっているものといらないものがあるみたいなので、注意して確認するのが良いかもです。

さて、話を元に戻して、ベビー用品最初の買い物。
最初に買ったものは、妊娠する前から気になっていたこちらでした。
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フィンランド ベイビーボックス。
寝具から部屋着、ベビーバスで使う湯温計までもがセットになったボックスです。
フィンランドがある北欧と言えば、家具や雑貨、テキスタイルなどのデザインでも有名ですが、福祉の手厚さも有名。
ちなみに、フィンランドは国際的な学習到達度に関する調査、PISA(Programme for International Student Assessment)でも上位にランクインすることで注目を集めています。
▶︎OECD生徒の学習到達度調査(PISA)について / 国立教育政策研究所

そんなフィンランドでは、政府から妊娠中の全ての女性に「マタニティ・パッケージ」が贈られます。
初めて支給されたのは1938年。
非課税の現金と選択できるそうですが、第一子の場合は、ほとんどの母親がパッケージを選ぶのだそう。
ただ、こちらの「マタニティ・パッケージ」はあくまで社会保障の一つであって、商品として売り出しているものではありません。
フィンランドの「マタニティ・パッケージ」について紹介している毎日新聞の記事にもこんな言葉が載っていました。

社会保険庁の職員は「これはただの箱ではない」と力を込める。人間が生まれた瞬間から平等に扱われることを目指したパッケージ。現在の福祉国家に至った100年の歴史への誇りがその言葉から感じられた。

毎日新聞 2017年8月12日 地方版よりhttps://mainichi.jp/articles/20170812/ddl/k39/100/380000c

そんなパッケージがフィンランド国外でも注目を集め、「マタニティ・パッケージ」の伝統を元にした民間のボックスが作られました。
それが、「フィンランド ベイビーボックス」です。
一番最初にどこで知ったのかは忘れてしまいましたが、ずっと気になっていたボックス。
テキスタイルのデザインがすごく可愛いのは言うまでもなく、実際にボックスを体験してみたく、買ってみました。
フィンランドベイビーボックスは、フィンランドからやってきますが、購入自体はWEBでとても簡単。
英語ができなくても、何にも問題ありません。

実際にフィンランドベイビーボックスを買ってみた!

まずは、フィンランドベイビーボックスのWEBサイトへ。
全て日本語で書かれています。
https://www.finnishbabybox.com/uk/ja

こちらで好きな商品を選びます。チョイスは2つ。
ムーミンデザイン or オリジナル版です。
価格が違うので、商品画像をみながら選びます。
私は、オリジナル版にしました。
ちなみに、どんなものが入っているかも、WEBで確認することができます。
納得できたら、「注文する」ボタンを押して、簡単な質問に答えていきます。

この時、冬の寒さについて聞かれます。
日本だけで考えても、北海道と沖縄では、冬の気温が違いますよね。
寒さが違えば必要になる冬の衣類も変わってくるので、自分の住んでいるところについて答えます。
ちなみに、私が注文した時には、こんな感じにフォーム入力できましたが、今は少し変わっているようです。
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1月末の出産予定なので、一番寒い時期の防寒着は1歳ごろに使えるサイズのものを、その他ご連絡事項欄でお願いしました。
1月末に生まれると、外出できるようになるのが2月末〜3月頭ごろ。
その頃にはまだそんなに外出する機会がないと思ったので、次の冬にも着れるようにしたいと思いました。

こんな感じでフォームに入力し、決済はクレジットカード。
amazonでポチる感覚であっという間に注文が完了。
注文したのは、9月14日。
4日後には発送連絡がメールで届き、注文から10日後には郵便局のおじさんが大きなダンボールを抱えてやってきました。

荷物を受け取る時に、郵便局のおじさんに4千円程度の関税分の現金を支払う必要がありましたが、後から返金手続きをすることでクレジットカードに返ってきます。
この手続きも簡単で、注文する時に入力したメールアドレスあてに日本語で関税の返金手続きの案内メールがくるので、それに従って返金フォームに入力するだけ。
後日クレジットカードの明細を確認したら、支払った関税分の金額が返金されていました。
簡単便利です。
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フィンランドベイビーボックスを開けてみた!

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さて、郵便局のおじさんが持ってきてくれた、大きなダンボールに入ったベイビーボックス。
自分で購入したものですが、まるで贈り物の箱を開けるような気持ちで開けました。
ロゴの書かれたフタを開けると中には、メッセージカードが!
リボンがかけてあるのも「贈り物感」があって、嬉しくなります。
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初めて買ったベビー用品。
洋服を手にするのも初めてだったので、その小ささにとても感動しました。
そして、すぐにサイズアウトするベビー服。
1歳ごろまでのサイズ違いの衣服が入っているので、少し先のサイズも慌てて買いに行く必要がなくて良いですよね。
なによりも、どれもテキスタイルデザインが可愛い!
一つ気になるのは、日本で売っているものと洋服の形状が違うこと。
ボタンの位置だったり、着せ方だったり。
フィンランド式のベビー服の形が日本のベビー服と比べてどうだったかは、そのうちブログに書いていきたいと思います。

ボックスは簡易ベットにもなります

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ボックス自体も可愛らしいデザインになっていますが、このボックスもきちんと使えます。
ボックスの中には、マットレスとシーツ、布団などが入っていて、ベビーベットとしても使えるようになっているんです。

お布団カバーもやっぱり可愛い。
木製のベビーベットなどと比べると、紙(ダンボール)でできている分、軽さとか耐久性とかは気になりますが、簡易ベットとして、里帰り出産時の短期間のベットとか、ベビーベットか布団で迷われている方のお試し版としては良いのではないでしょうか。
私は、近所にある実家に行くときに使おうと思い、すでに実家に移動してあります。
ベビーベットとして使い終わった後には、収納として使う方もいるみたいです。

実際に使う前の感想としては、受け取った時や開けるときの感動体験がとてもよかったので、かなり満足しています。
ただ、価格も決して安くはなく、洋服の形状が日本のものと違ったりするので、使い勝手は実際に使ってみないと分からないかなというのが、感想です。
また、「1歳までに必要なもの」という時間的に長いスパンのものが入っている分、足りないものもあったので買い足したものも多くありました。

今回は、フィンランドベイビーボックスを実際に買って、開けてみました。
英語ができなくても、日本にいながらにして、フィンランドのベビー用品が買えるのはとても面白い体験でした。
ベイビーボックスには、衣服だけでなく湯温計や爪切りなども入っていたので、こちらも使った感想をそのうち書けたらと思います。

ではー。